サイボウズクラウド移行

 サイボウズパッケージ版が2021年9月末で販売終了となり、クラウド版へ移行するよう案内されています。継続サービスライセンスを購入しない利用者にとっては、クラウド版への移行はコストアップとなりますので悩ましいなあという感じがしないでもないのですが、それはともかく今回パッケージ版からクラウド版への移行作業をご支援させて頂きました。

 移行作業そのものは至って簡単で、移行ツールがよくできているなあと思いました。移行作業ガイドもしっかりしてますので、事前準備さえ間違えなければ脂汗を流しながら悩みまくると言うことはないでしょう。移行マニュアルに目を通してさほど違和感を感じないようであれば、間違いなくあなたにも移行作業はできます!!ただし作業時間は思いのほか時間がかかりますけどね。

「クラウド版へのデータ移行の目安」というページを見ると

大阪市10.0(GB)土曜日 8:57 ~ 10:451時間48分・データチェック:0分
・空き容量チェック:0分
・データコンバート:1分
・データコピー:23分
・メールデータ削除:2分
・データ圧縮:40分
・データアップロード:38分
・データ解凍、適用:4分

と言う例が記載されています。事前のDISK容量調査からまあ移行サイズはこのくらいだろうと予測を立てました。ただし地域は岩手県ですので大阪府ほど早くはなかろうと考え、2倍弱の約3時間程度時間を要するんじゃないかと考えて作業開始。ちなみに作業したのは土曜日です。で、結論は以下の通りです。

サイボウズメールも移行対象としましたので移行データサイズが想像以上に大きくなってしまいましたが、10時32分に作業をスタートし、アップロード用の圧縮データを作成したのが11時42分ですので上記の例よりも処理速度は良かったようです。恐らくここまでの作業はサイボウズがインストールされているサーバー内で行われている処理のため、サーバースペックに依存する部分なのではないかと考えます。

データのアップロードを開始したのが11時42分、最終的な移行作業終了が14時20分ですので、2時間40分ほど時間がかかったことになります。上記の例と比較すると10GBで42分ですので、移行データサイズの違いを勘案しても想定以上に時間がかかっていますので、アップロードは地域、作業時間によって、かなり所要時間にブレが出るだろうと言うことが予測されます。

移行ツール全体としてはとてもよくできているなあと思いましたが、この「サーバーの処理を待機しています」という状態が30分ほど続いたあたりは何かいやーな感じがしましたね。こういうメッセージのあとって「サーバーの応答がありませんでした」というエラーがありがちなように思うんですよね。

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