サーバー再構築作業での反省

先日お客様先でWindowsServerの再構築作業を実施いたしました。
トラブル原因は本題と関係ありませんので割愛しますが、vmware環境上に構築したWindowsServerをバックアップしておいたイメージファイルから復旧するという、時間はかかりますが比較的単純な作業での出来事です。

物理サーバーがクラッシュしたこともあって、物理障害復旧後に行う作業は
 1.vmware vsphereの再インストール
 2.仮想イメージのデプロイ(インポート)
 3.動作確認
と言う流れになります。
エクスポートしていた仮想イメージが古くて使えないと言う場合はちょっとしんどい作業になりますが、この時は新しい仮想イメージから戻すだけでしたので作業としては楽勝かな...。

が、vmware vsphereをセットアップしている段階で気付きました。vsphereのライセンスキーの資料ってどこにあるんだ?
そうです!導入当初セットアップした際は当然のことながら発行されたライセンスキーを見てインストールしたのですが...その資料が見当たりません。vmwareの製品保守期限も既に切れておりますので、当然vmwareのカスタマーサイトにはライセンス情報がない。
不幸中の幸い、今回は1ヶ月内に異なる環境にサーバーを引っ越しさせる前提ですのでライセンス期限切れ問題はクリアできますが、そうでもなければかなりマズいことになっていたところでした。

さて仮想イメージのデプロイも無事完了、WindowsServerの動作を確認します。画面に「今すぐライセンスのアクティベーションを行ってください」のメッセージが表示され、Windowsライセンスキーを書いた資料はどこにあるんだろう、とまたまた青ざめます。
幸いにもお客様担当者から「こんな資料が出てきました」と、導入当初購入したWindowsライセンス資料を発掘していただきましたので助かりましたが、なかった場合はどうなるんでしょうね。WindowsServerを購入することになるのかな?WindowsServer2016とかだったらそもそもどこで購入するんでしょうね?

反省点
ずばり、必要なライセンス資料一式は必ず保管しておくようにしないとダメですね。ライセンス情報はwebサイトに載せてあるよと言うケースが多くなり、紙資料として保管することが少なくなってきましたが、仮想環境では一世代以前のOSを利用するケースも多いでしょうから、当時のwebサイトが閲覧できないという場合を想定して、紙資料として保管しておくべきです。
またサーバー構築を外部企業に委託する場合も多々あろうかと思いますが、必ず納品物件に利用したライセンス資料を入れてください、とお願いした方が良いでしょう。
と言うお話でした。
もちろんそれらの紙資料を散逸させないように、と言うのはもちろんです。

追伸
ライセンス情報資料もさることながら、インストール作業に使用したvsphere、Windowsなどのメディアも大切に保管しておきましょう。よくやるのが共有ファイルサーバーに保管して置いたはずなのに、いざ使おうとするとファイルがない...あるあるですよね。

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