ESXiカスタムイメージのドロ沼に嵌まる〜その1〜

皆さまこんにちは
ここ数日...いや数週間かな?Esxiカスタムイメージを作ろうとして、最終的にはうまくイメージ作成できず敗退した件についてご報告です。そんな失敗の話を報告されてもなあ、という気もしますが、お付き合いください

そもそもの発端は、開発検証用に利用しているサーバー(自称)を一台増設したことに始まります。既にあるサーバー(これまた自称)は遠隔から電源ONが出来るようSwtchBotを導入しているのですが、今回のサーバー(以下くどいので自称は略)ではSwtchBot経由ではなく、1.現行サーバーの電源をSwtchBotでON、2.新サーバーのWakeOnLAN(WoL)機能に現行サーバーから働きかけて電源ON...みたいな事ができないかな?という発想が発端でした。ま、平たく言えば「WoL使えばSwitchBot買わなくて良いよね」がスタートなんですが

・ドロ沼への入り口にやってくる
新サーバーのマザーボードはASUSのPRIMEH410M-A、NICはRealtek8111HのためvSphere6.5標準イメージでは対応しておりません。WoLでこいつを電源ONとするためには、ESXiカスタムイメージを作ってそれでセットアップを行って...
数年前にESXiのカスタムイメージを作って「こんなことができるんだ!!」と感動した記憶がありましたので何とかなるだろうと...そこが底なしのドロ沼とも知らずに、その時は思ったのでありました

・ドロ沼に足を踏み入れる
「数年前にやってみた」とは言えほとんど記憶に残っていませんし、この機会に初心に立ち返って参考になるサイトを見つけて勉強しましょう。
今回は「VMware : vSphere Hypervisor 6.7のRealtek NIC へのインストール」、「RealtekのNICのドライバーを組み込んだESXi 6.7のカスタムイメージを作成する」の2つを参考にさせて頂きました、ありがとうございます。
基本的には1.PowerCLI、2.NICドライバ、3.ESXi-Customizer-PS2.6を準備して4.vSphereインストール用のisoを作り上げる、という段取りになるようです。では早速やってみましょう!
とその前に作業用フォルダをPCに作っておきます。Cドライブ直下に¥esx-isoフォルダを作成し、ダウンロードするあれこれのファイルはすべてここに格納することとします。このフォルダ作成は必須という訳ではなさそうではありますが、何らかのフォルダを作成した方が整理しやすくなります

1.PowerCLI、正確には「VMware vSphere PowerCLI 6.5 Release 1」をVMwareサイトからダウンロード&インストーラを実行します

2.NICドライバをダウンロードします。
今回はRealtek8111Hが必要でしたので、VMware Front ExperienceサイトからNet55-r8168へと進んでDirect Download linksから「VIB File of version 8.045a」を右クリックして作成したフォルダに保存します。Net55-r8168は今回ターゲットにしたい8111Hそのものではありませんが、説明を読むと使える、的な事が書いてあるので大丈夫でしょう

3.ESXi-Customizer-PS2.6をダウンロードします。
再びVMware Front ExperienceサイトからESXi-Customizer-PSへと進んでDownloadから「ESXi-Customizer-PS-v2.6.0.ps1」をダウンロードし同フォルダに保存します

4.vSphereインストール用のisoを作り上げる(はずが...)
必要なファイルは揃ったようですので作業に入ります。実行ポリシーの変更を行いなさいと言うことでしたので、PowerCLIを起動して以下のコマンドを投入します。

コマンド投入はうまく行ったようです。続けてisoを作ってみましょう。

あれ?PowerCLIに互換性がないというメッセージが表示され、処理が停止してしまいました。うむぅ、どうしたんだろう...

・ドロ沼にはまり込み始めた。そして気付いていない
サイトを巡っていたところ「PowerCLI インストール手順 (オンライン / オフライン)」を見つけ、PowerCLIの異なるインストール方法を見つけました。感謝!!

よしよし、PowerCLIもちゃんとインストールできただろうし(ホントか?)、もう一度isoを作ってみよ〜...あれ...また失敗している。pythonがどうのこうのとか言っているぞ...
この頃には引き返せない、と言うか、これ(目の前のエラー)が解決できればすべてうまく行く、と言う根拠のない前提にすべての行動が支えられており、ドロ沼から抜け出ることが出来なくなっていることに彼(わたしです)は気付いていないのでありました。ってこう言うパターンはシステム開発やシステム復旧作業を行っている際にはあるあるですよね😭

気になるこの続きは次回(気になるのか?)。
この話題は最終的に解決できていませんので「どうすれば解決できるか」のヒントにはなっていません。ドロ沼に嵌まる読み物としてご覧下さいね。

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